【勤務スケジュール】勤務スケジュールルール
概要
勤務スケジュールルールは、一般的な言い方をすると勤務カレンダのことになります。
今までのカスタマイズはすべてのこの勤務スケジュールを作るために行ってきました。
勤務スケジュールルールを従業員に割当てることで、勤怠入力を行えるようになります。
前提
勤務スケジュール分類が定義されていること
祝日カレンダが定義されていること
勤務スケジュール種別が定義されていること
勤務パターンが定義されていること
勤務形態種別が定義されていること
日タイプ選択ルールが定義されてること
IMGパス
勤怠管理ー>勤務スケジュールー>勤務スケジュールルール/月間勤務スケジュール設定->定義:勤務スケジュールルール
設定内容
勤務スケジュール分類・・・従業員区分/支給区分ごとにグルーピングした勤務スケジュール分類を設定します。
祝日カレンダ・・・使用する祝日をグルーピングした祝日カレンダIDを設定します。
勤務スケジュール種別・・・人事領域/人事サブ領域ごとにグルーピングした勤務スケジュール種別を設定します。
勤務ルール・・・勤務スケジュールルールのコード値です。ここで設定したコード値がIT0007(勤務情報)で登録するコード値となります。
【労働時間】
日、週、年ごとの稼働日数や時間数を登録します。勤怠の集計には影響ありませんが、IT0008(基本給情報)に表示される時間数はここで設定されたものとなります。
【勤務スケジュール生成】
勤務パターン・・・週単位に勤務形態を定義した勤務パターンを設定します。
勤務パターン参照日付/開始位置・・・どの日を基準としてスケジュールの生成を行うかを定義します。
具体的には、参照日付に設定した日付がどの曜日に該当するかを開始位置(001は月曜、002は火曜等)として設定するということになります。
難しいことは考えず、1990/1/1と001をセットで入れておけば問題ありません。
(1990/1/1は月曜日になります)
【勤務形態種別】
勤務スケジュール種別に紐づいた値が自動セットされます。
これで勤務スケジュールを作成する準備は完了です。
次回は、設定した勤務スケジュールルールから勤務カレンダを生成する方法を説明します。
勤務カレンダの生成は毎年の業務運用としてユーザに作成してもらう作業のため、カスタマイズの範囲ではありません。
補足
給与計算を実行するためにIT0007が登録されている必要があるため、勤務スケジュールのカスタマイズ自体はご存知の方も多いのではないでしょうか。
私もSAPのHRアカデミーでここまでは習いました。
ただ、アカデミー時代は「分類」「種別」?という似たような用語が出てきてさっぱり理解できませんでしたが、こちらを見ていただくことで整理して頂ければ幸いです。