SAP 勤怠管理導入ノウハウ

SAP勤怠管理について書いてます。

【勤務スケジュール】勤務情報

概要

勤務情報(IT0007)の初期設定に関するカスタマイズです。

勤怠を入力・集計するためには、勤務情報に勤務スケジュールルールの割当と勤怠集計区分を設定しておく必要があります。

 IMGパス

勤怠管理ー>勤務スケジュールー>勤務情報->設定:勤務スケジュール初期値

設定内容

フィーチャ「SCHKZ」により、初期表示される勤務スケジュールルールを設定します。

設定は各社の要件に合わせてカスタマイズしてください。

 IMGパス

勤怠管理ー>勤務スケジュールー>勤務情報->設定:勤怠集計区分の初期値

設定内容

 フィーチャ「TMSTA」により、初期表示される勤怠集計区分を設定します。

設定は各社の要件に合わせてカスタマイズしてください。

 

※勤怠集計区分について

勤怠集計区分は、勤怠集計の方法を決定するコードになります。

設定する値は、主に下記3種類になるかと思います。

0 - 勤怠集計を行わない

 勤怠集計の対象外となる従業員は、こちらを設定します。

 役員等の勤怠対象外の方は、0を設定し勤怠が集計されないようにすることが一般的です。

 

1 - 実際時間の勤怠集計

 通称「ポジティブ管理」と呼ばれるものになります。

 出退社時刻から残業時間や実働時間、所定内勤務時間を集計する場合は、こちらを設定します。

 

9 - 予定労働時間外の勤怠集計

 通称「ネガティブ管理」と呼ばれるものになります。

 カレンダで決まっている所定開始~終了までは、勤務したものとして集計を行い、差分の時間のみを入力する集計方法です。

 工場勤務など、ある程度シフト通り勤務する場合、入力の手間が省けます。

 ただ、労働基準監督署から客観的な出退勤時刻を記録するようにというお達しもありますので出退勤時刻は登録させたほうがよいかもしれません。