SAP 勤怠管理導入ノウハウ

SAP勤怠管理について書いてます。

【勤怠データ登録/管理】代替勤務情報

概要

勤務情報(IT0007)に割当てられた勤務スケジュールルールに従い、勤怠の入力・集計を行いますが、ある人はほぼスケジュールルール通りだが1日だけルール通りではないというような場合、従業員ごとにカレンダを変更することが可能です。

そちらを実現するのが、代替勤務情報(IT2003)です。

代替勤務情報(IT2003)で、勤務形態を個別に指定することで勤務スケジュールルールより優先することが可能です。

 

主な使用方法ですが、振替出勤/振替休日が日本ではよく使用されるかと思います。

振替出勤取得日→振替休日の勤務形態(休日の勤務形態)

振替休日取得日→振替出勤の勤務形態(平日の勤務形態)

を事前に設定しておくことで平日と休日を入れ替える事ができます。

 IMGパス

勤怠管理ー>勤怠データ登録/管理ー>定義:代替勤務タイプ種別

勤怠管理ー>勤怠データ登録/管理ー>定義:代替勤務タイプ

勤怠管理ー>勤怠データ登録/管理ー>設定:代替勤務タイプの初期値

 設定内容

・代替勤務タイプ種別

代替勤務情報(IT2003)を登録する際に、「何の理由で」という理由(代替勤務タイプ)を設定できますが、同じ理由を使用する人事領域/人事サブ領域でグルーピングします。

・代替勤務タイプ

代替勤務情報(IT2003)を登録する際の「理由」を設定します。

・代替勤務タイプの初期値

フィーチャ「VTART」により、初期表示する代替勤務タイプを設定します。

各社の要件にあわせ設定して下さい。

カスタマイズは以上です。

 

代替勤務情報(IT2003)は下記のように登録します。

f:id:patos1100226:20210420225323p:plain


開始終了日に変更したい勤務形態を指定します。

上記例の場合、2017/09/30の勤務形態を「DWS1」へ変更となります。