SAP 勤怠管理導入ノウハウ

SAP勤怠管理について書いてます。

【勤務スケジュール】勤務形態バリアントルール

概要

勤務形態バリアントルールを設定し、勤務形態に割当てることで

勤務スケジュールルールを自動生成する際にルールに該当する日について、

バリアントルールで設定した勤務形態を自動的に割当てることができます。

使用用途としては、祝日が重なる日について通常の勤務形態ではなく

バリアントを設定した勤務形態をスケジュールに反映する際に使用します。

 

前提

祝日が設定されていること

(祝日で定義した祝日クラスを参照します)

 

IMGパス

勤怠管理ー>勤務スケジュールー>勤務形態ー>定義:勤務形態バリアントルール

設定内容

f:id:patos1100226:20210420221448p:plain


Rule・・・バリアントルールのコード値

勤務形態に割当てることで対象のバリアントルールが適用されます

No・・・複数のルールがある場合、連番

当日 祝日クラス・・・祝日クラスが設定した当日にある場合、バリアントが適用される

祝日クラスは祝日の定義の際に設定しました。

この設定欄は、10桁になっています。

これは1桁~10桁目がそれぞれの祝日クラスに該当しています。

1文字目⇒祝日クラス ブランク

2文字目⇒祝日クラス 1

3文字目⇒祝日クラス 2 (以下略)

通常は、祝日には祝日クラス「1」を割当てていますので

上記例のように2文字目を「X」を設定しておくと祝日にバリアントAが適用されます。

祝日クラス 翌日・・・祝日クラスが設定した翌日にある場合、バリアントが適用される

設定方法は、当日の場合と同様です。

日本では翌日が祝日の場合、前日を休みにするというようなことはないのであまり関係ないかもしれません。

 

Day・・・バリアントルールが適用される曜日を設定

1文字目⇒月曜日

2文字目⇒火曜日 (以下略)

上記例のように、6桁目7桁目以外に「X」を設定することで

月~金はバリアントルール適用

土日はバリアントルール適用外 として扱われます。

 

画像の設定をまとめると、下記のようになります。

1.当日が祝日クラス1

2.当日が月~金

これをすべて満たした場合、バリアント「A」が適用されます。

 

日本の設定としてはこの通り設定すれば問題ないと思います。